非電解質水溶液の音響緩和機構
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概要
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音波が水溶液中を通過する場合, その緩和曲線の周波数依存性から音響緩和機構を調べた. 単一緩和は理論的欠陥を有し, 実験とも細部において合わない. C-C緩和は緩和パラメータを適当に選ぶことによって, 実験結果をよく再現する. 緩和関数の妥当性を確認するためにはより高周波数領域でのエネルギー吸収係数の測定が必要である. また緩和機構の解析のためには分子レベルでの考察が必要であり, 分子間相互作用ポテンシャルの形次第では結果が大きく異なる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-24
著者
-
小川 克美
防衛大・応物
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西河 貞捷
佐賀大学理工学部機能物質化学科
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遠藤 晴巳
防衛大学校
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西河 貞捷
佐賀大・理工
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西河 貞捷
佐賀大学理工学部
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西河 貞捷
佐賀大学
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遠藤 晴巳
防衛大・応物
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遠藤 晴巳
防衛大
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小川 克美
防衛大学校応用物理鰐学教室
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