ISODATAクラスタリング法を用いたカラー画像の領域分割
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概要
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本論文では, カラー画像の領域分割にクラスタリング手法の中のISODATA法を適用し, 入力画像の種類ごとにパラメータを変えることなく, 人間が見て妥当な領域分割結果が得られるようになったことを述べる. このことを可能にするために, クラスタリング手法を利用する際の三つの特有な問題, すなわち(1)最適クラスタ数の決定, (2)初期クラスタ中心の選択, (3)特徴空間の選択という問題に対して解決を試みる. (1)の問題に対しては, クラスタ数を可変に決定できるISODATA法を利用する. このISODATA法はクラスタ中心間の距離とクラスタ内の分散をパラメータとして用いて, クラスタの結合, 分割を生じさせてクラスタ数の調節を行う方法である. (2)の問題に対しては, 簡易な初期クラスタ中心決定法を提案する. この手法は特徴空間の密度の高い局所領域の中心を初期クラスタ中心として選択する. (3)の問題に対しては, ISODATA法にとって適切な色空間がどのようなものであるかを客観的に定義し, その定義に基づいて, 提案されている複数の色空間から適切な色空間を決定する.
- 1999-04-25
著者
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