二つの視点から撮影した同一情景の領域間対応づけ
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概要
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異なる視点から同一情景を撮影した画像の間で特徴を対応づける問題は,多くのコンピュータビジョンの応用において,基本的な問題となっている.この問題に対して,従来,エッジを特徴とするアプローチが良く使われているが,本論文では,領域を特徴として用いる一つのアプローチを提案する.この方法は二つの段階,すなわちマッチング段階と検証・修正段階からなっている.マッチング段階では,注目領域とその近傍にある三つの領域でなす3種類の三角形によって表される領域間局部構造の類似度に基づいて,弛緩法を使って領域の対応づけを行う.検証・修正段階では,得られた領域対応からカメラの移動パラメータを推定し,それからカメラの移動によって生じるオプティカルフローを推定する.この全体的整合性のある推定オプティカルフローを用いて,前段階で得られた領域対応の中から誤った対応(つまり,全体的整合性に一致しない対応)を検出し,修正する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-10-15
著者
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