制御系と通話路系を分離した通信ネットワークの信頼性とコスト有効性
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概要
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筆者らは, 将来の通信ネットワークとして, 従来のノードシステムの制御系と通話路系を独立ノードとして分離し, 高性能な制御系ノードが多数の小容量通話路系ノードを制御する構造のDONA-α(Distributed Object-oriented Network Architecture)ネットワークを提案している.大規模な公衆ネットワークの故障は社会的影響が大きいため, 従来の通信ネットワークは, 冗長構成により高信頼性を確保しているのが一般的である.その反面, ネットワークのコストが高価になる.一方, DONA-αネットワークでは, 小容量の通話路系ノードに加入者を収容するため, 冗長構成を削減しても信頼性を大幅に減少させることなく, ネットワークコストの低減が期待できる.本論文では, DONA-αネットワークの冗長構成と信頼性の関係を明らかにする.また, 従来型ネットワークとDONA-αネットワークを比較することで, DONA-αネットワークの信頼性とそのコスト有効性について評価する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-08-20
著者
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山田 茂樹
国立情報学研究所
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松村 一
Ntt未来ねっと研究所
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久保田 稔
NTT未来ねっと研究所
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久保田 稔
日本電信電話株式会社NTT未来ねっと研究所
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久保田 稔
千葉工業大学
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久保田 稔
Ntt光ネットワークシステム研究所
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山田 茂樹
学術情報センタ
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久保田 稔
NTT交換システム研究所
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久保田 稔
日本電信電話株式会社光ネットワークシステム研究所分散ネットワークシステム研究部
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