RFIDの特性を活用した距離計測実験(計測・測距,ITS情報処理,一般)

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概要

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筆者らは、これまで自車位置の取得などRFIDを活用したITS環境構築について研究を行ってきた。本稿は、こうした活動の基盤となっているRFIDの特性について走行環境を意識した実験を基に有効性の確認、課題の洗い出しを行うものである。実験の結果より、RFIDを活用した距離計測にあたって以下の特性が判明した。車載の受信機がRFIDから受信する電波強度と車両-RFID間の距離については一定以上(0.65以上)の相関関係が認められたが、同時に単純な関数としての定義はできないことが明らかとなった。詳細に結果を分析すると、実測との誤差の大きい(50%以上)ものは全体の1/4にとどまっており、こうした外れ値の排除がRFIDを活用した距離計測において重要であることが判明した。また、いくつかの道路形状において距離計測実験を行ったが、道路形状による差というものは認められなかった。
2010-03-02

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