自律的な負荷分散方式の評価
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概要
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ユーザが複数の計算機を理用できるマルチコンピュータ環境において,複数のタスクの適切な割当を自動的に行い,処理の高速化を図る方式に,自律負荷分散方式がある.この方式では,タスクを持つノードが他のノードと1対1通信を用いて交渉を行い,交渉が成立すればタスクを受け渡すことにより負荷を分散させる.本稿では,自律負荷分散方式に対し,均一なノード10台からなるモデルを想定し,タスク転送時間,交渉時間が平均応答時間に及ぼす影響について,シミュレーション評価を行った.その結果,タスク転送時間の増加に対しては,常に負荷分散を行わない場合よりも低い応答時間が実現でき,交渉時間の増加に対しては,所要処理時間の約1パーセント程度であれば応答時間に殆ど影響しないことを示している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-01-25
著者
-
木村 春彦
金沢大学工学部
-
武部 幹
金沢大学工学部電気・情報工学科
-
小林 真也
愛媛大学工学部
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小川 智之
金沢大学工学部電気・情報工学科
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小林 真也
金沢大学工学部電気・情報工学科
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小林 真也
金沢大学工学部
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