RT-MachにおけるPC間高速通信機構の評価
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概要
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OSにRT-mach、PC間通信にMyricom社のMyrinetを用いたマルチコンピュータ型アーキテクチャの連続メディアサーバを開発中である。RT-mach用のMyrinetデバイスドライバをOSF1用ドライバをべースに開発し、PC間通信性能の評価を行なった。デバイスドライバを含む通信機構の下位層における処理時間の測定と分析を行ない、システムコールやデータコピー等のオーバーヘッドが性能低下の主要な原因であることがわかった。今回の実装ではMyrinetの性能を充分に引き出すことが困難であったので、これらのオーバーヘッドを低減させる方法を検討し、これに基づく効率的な通信機構を提案した。この通信機構の性能を今回の評価から推測し、現在の実装に対して大幅な性能向上が見込めることを示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-06
著者
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森 康浩
松下電器産業(株)研究本部
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佐々木 真司
松下電器産業(株)研究本部
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古屋 晋二
松下電器産業(株)研究本部
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金子 克幸
松下電器産業(株)半導体研究センター
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金子 克幸
松下電器産業(株)研究本部
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