少人数ゼミを対象とした多地点間コミュニケーションシステムの開発
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概要
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本稿は,小規模な遠隔教育である遠隔ゼミ環境を構成するための多地点間コミュニケーションシステムについて報告する.遠隔ゼミは物理的に離れた多地点間のメンバが情報ネットワークを介して形成される.我々は,遠隔ゼミを構成するコミュニケーションシステムの設計ガイドラインとしてMASF(Multi-Applications with Single Function)モデルを提案する.このモデルではシステムは1個または少数のコミュニケーション機能を持つように設計される.セミナーのメンバはMASFモデルに基づく複数のシステムを介して遠隔ゼミに参加する.我々は,MASFモデルに基づいてLinuxとWindowsで4種類の多地点間コミュニケーションシステムを試作した.しかし,このシステム形式は(1)データコネクション数の増加と(2)遠隔ゼミ支援システムとして適切に動作させるために種々のシステム設定が必要であり使いこなすのが難しいという欠点がある.本稿ではこれらの問題点に対して,データフロー制御機構としてMHB(Media Handling Block),自動設定機構としてACU(Auto Configuration Unit)を提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-12-06
著者
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