データ利用法を考慮したマルチメディアチェックポイントプロトコル

概要

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近年ネットワークや、コンピュータ技術の急速な発達にともない、マルチメディア情報をネットワークを通して交換するサービスの普及が進んでいる。また、このようなサービスにおいて、耐故障性を保証するためのひとつの手法であるチェックポイントリカバリの研究開発も広く行なわれている。チェックポイントリカバリ手法では、ネットワークに存在するプロセスが状態情報をチェックポイントとして保存し、システムで故障が発生した際にはチェックポイントにおける状態情報を用いて、システムを故障前の状態に戻すことによって耐故障性を保証している。ここで、マルチメディアネットワークでは、実時間処理をともなうことがあるため、従来のチェックポイントリカバリの手法を適用することが必ずしも適切であるとは言えない。また、マルチメディアネットワークでは、データを逐次通信により送受信しているため、従来のデータ利用法に基づいて設計されたチェックポイントリカバリの手法では正しく一貫性を評価できない。本論文ではマルチメディアネットワークのデータ利用法を考慮した新しいチェックポイントリカバリのためのグローバルチェックポイントの評価指標を提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-12-06

データ利用法を考慮したマルチメディアチェックポイントプロトコル

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