車上速度照査式ATSの基本仕様検討

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概要

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JR各社の在来線に導入されている自動列車停止装置(ATS)は、一部を除きほとんどがATS-S形及びその改良型である。これらのATSシステムでは連続的な防護ができないため、より保安度の高いシステムへの移行が望まれている。我々は、これらのATSシステムを低コストで保安度向上が可能なシステムの開発を行っている。このシステムは、線区のニーズに合わせて段階的に機能レベルを設定でき、異なる機能レベル間及び現行ATSの間で相互運用性を有することを特徴としている。また、状況に応じて機能を縮退させ、少なくとも現行のATSとして安全を確保する。本稿では、車上ATS受信器に着目し、異なる機能間の移行や機能縮退時の動作などの安全性や、システム全体の安定性に関する検討結果を報告する。
2002-11-29

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