Critical careとアフェレシス : 総論(歴史,分類)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The historical background and classification of apheresis in critically ill patients are reviewed in this article. We can trace blood exchange as a kind of apheresis back to the Greeks and Romans in the 17th century. In 1914, the Johns Hopkins group investigated the possibility of apheresis and commented that they felt it appropriate to study plasma exchange. Thereafter, the membrane technology for dialysis and hollow fiber separation methodology have made apheresis, including plasma exchange, adsorption and hemodialysis, much more readily avilable for clinical use. In 1977, Kramer et al. reported CAVH for the management of acute renal failure in critically ill patients. Compared to hemodialysis, CAVH induces less hemodynamic instability, more gradual change in osmolarity with minimal complement activation and, of increasing importance, less need for specialized personnel. To overcome the shortcomings of CAVH, CHF and CHDF have been developed. In general, these techniques are indicated for acute renal failure patients with hemodynamic instability or severe fluid overload. These techniques are now widely applied for ICU patients on many occasions including ARDS or sepsis/MODS because they eliminate convectively inflammatory mediators. In 1980, Tani reprted the use of DHP with polymyxin-B immobilized fiber for the adsorption of endotoxin, and DHP has been available for clinical use in Japan since 1993. Continuous plasma exchange was developed to eliminate large amounts of toxins and to reduce various complications. Apheresis therapy is classified according to diagnostic indication (acute renal failure, acute hepatic failure, ARDS, sepsis/MODS, collagen disease, etc.), type of circuit and separator (filtration, dialysis, plasma exchange, adsorption, etc.), and type of blood access (e.g., CAVH orCVVH). It is concluded that the development of new apheresis therapies may improve the high mortality and morbidity rates in critically ill patients.
- 日本アフェレシス学会の論文
- 1999-02-28
著者
-
金子 正光
札幌医大救急集中治療部
-
今泉 均
札幌医科大学救急集中治療部
-
金子 正光
札幌医科大学医学部救急集中治療部
-
金子 正光
札幌医科大学 医学部救急集中治療部・高度救命救急センター
-
今泉 均
札幌医科大学医学部救急・集中治療医学講座
関連論文
- 3.当科における重症膵炎に対する膵酵素阻害剤・抗菌剤動脈注入療法および持続的血液ろ過透析治療(一般演題,日本アフェレシス学会第29回北海道地方会抄録)
- 呼吸困難・急性呼吸不全への対応 (特集 いざという場面で役に立つ! そのときどうする? 呼吸ケアの急変対応)
- 41) 母子ともに救命し得た妊娠中発症の僧帽弁腱索断裂を伴う細菌性心内炎の1例 : 日本循環器学会第56回北海道地方会
- 28)右心室の拡張型心筋症と考えられた1症例 : 日本循環器学会第55回北海道地方会
- 23)搬入直後心停止を来し救急蘇生および集中治療にて救命し得た重症肺塞栓症の1例 : 日本循環器学会第55回北海道地方会
- RS-270 侵襲期の胃内容停滞患者に対する六君子湯の胃蠕動改善効果に関する検討(要望演題15 消化器外科領域における漢方薬の役割,第63回日本消化器外科学会総会)
- 肺塞栓症の4例 : 日本循環器学会第57回北海道地方会
- HP-043-4 最重症型(Stage 4)急性膵炎症例の検討(救急・外傷2,ハイブリッドポスター,第109回日本外科学会定期学術集会)
- 敗血症性ショック時の炎症性および抗炎症性サイトカインの血中動態
- 呼吸不全患者に適した経腸栄養の組成 (特集 急性呼吸不全の栄養管理--経腸栄養を中心に)
- DP-057-1 経皮的拡張型気管切開(PDT)施行例の検討(第108回日本外科学会定期学術集会)
- 敗血症性ショックに対する血液浄化法の新しい展開
- 腸管虚血のモニターとして血中乳酸値の推移が有用であった1症例
- 集学的治療にもかかわらず救命できなかった重症型アルコール性肝炎の1例(一般演題)(日本アフェレシス学会第23回北海道地方会抄録)
- 試験開腹でも早期診断できなかった非閉塞性腸管虚血症の一例
- 上腹部外科手術後重症患者よりの分離細菌の動向と薬剤耐性変化の検討
- 56 寒冷凝集素症に対して安全に血液浄化を施行した一例
- 敗血症性DICにおける予後予測および早期診断としてのvWf活性とsoluble thrombomodulinの有用性
- 起因菌別にみた敗血症性ショックに対するポリミキシン固定化ファイバーによる直接血液灌流の臨床的効果 : 内因性大麻の関与
- 梗塞後心室中隔穿孔に対する外科治療 : 日本循環器学会第57回北海道地方会
- 災害時レスキュー犬の現状
- Critical Careにおけるエンドトキシン吸着療法の適用について
- 3. 気管に発生した腺様嚢胞癌の 1 例(第 8 回北海道気管支研究会)
- 胸部下行大動脈破裂による出血性ショック例に対する血管内治療の導入
- 敗血症性ショックに対するステロイド投与について : 血清コルチゾール値からみた治療戦略
- 敗血症に起因した胆汁うっ滞症に対する高圧酸素治療と細胞内機序
- 高度循環不全を呈したMRSA腸炎による敗血症性ショックに対して、PCPSによる循環補助下に施行したPMXが奏効した1例
- SP-D、KL-6、CT画像の推移からみた、ARDSに対するサーファクタント療法のタイミングの検討
- PP-1075 消化器外科手術後の汎発性腹膜炎に合併した急性呼吸不全のCTによる検討
- 高度外科侵襲下における腸管機能障害に対する腸管浄化療法の工夫
- 経時的な神経伝導速度測定により治療効果を評価し得た重症 Guillain-Barre 症候群の1症例
- 敗血症とtoll-like receptors (特集 救急医療領域における感染症)
- 集中治療における経皮二酸化炭素分圧と動脈血酸素飽和度同時測定システム(TOSCA^【○!R】)の使用経験
- 大動脈瘤術後虚血性腸炎の補助診断に血清乳酸値モニタリングが有用であった1例
- 症例 パーキュツイストを用いた経皮的気管切開の経験
- 心肺蘇生時に生じた腹腔気腫の1症例
- 大動脈瘤ステント内挿術後に全身性炎症反応症候群および消費性凝固異常が生じた1症例
- ラリンジアルマスク, 気管支ファイバースコープを用いた Blue Rhino^【○!R】 法による経皮的気管切開術の経験
- 腸管穿孔による後腹膜膿瘍が左側腹部から下腿に波及したために生じた壊死性筋膜炎の1例
- 小児横紋筋融解症4例における骨シンチグラフィーの検討
- 臨床経験 術後合併症からみた大動脈瘤に対する手術療法とステント療法との比較検討
- 肺・気管内出血 (呼吸ケアチーム必携 呼吸療法のための画像診断) -- (呼吸療法上しばしば問題になる疾患・病態(胸部X線写真およびCT画像))
- 胃内容の停滞したICU患者に対して六君子湯が有効であった3症例
- 心肺蘇生時の薬剤投与の際に, 「上肢挙上20秒間」は必要か? : ガイドラインの変遷にみる文献的検証
- 札幌医科大学における急性期栄養管理の実際 (特集 急性期栄養管理の基本と実際) -- (急性期栄養管理の施設独自の工夫)
- プレホスピタルでの呼吸管理の知識と技術を身につける! (特集 救急患者のライフラインを守る! 呼吸管理の知識・技術A to Z)
- 急性血液浄化法とは (焦点 急性血液浄化法と管理)
- 重症患者における透視下空腸チューブ留置の有効性の検討
- 敗血症ショックにおける high mobility group box-1 (HMGB-1) 血中濃度と予後に関する検討
- 敗血症における High mobility group box-1 (HMGB1) の動態 : 動物モデルでの検討
- 敗血症ショックにおける High mobility group box-1 (HMGB1) 血中濃度と予後に関する検討
- 集中治療領域の血液浄化療法 (あゆみ 血液浄化療法--課題と展望)
- 急性心不全にて紹介された腹部大動脈瘤破裂の1例
- 3.小児開心術後患者の集中治療(第37回日本小児青科学会北海道地方会)
- 急性心筋梗塞にて突然死したFibromuscular dysplasiaの1例
- 経食道ドップラー断層心エコー法による補助人工心臓(LVAD)離脱例の心機能の観察
- ロシアからの重症熱傷患者の経験 : 北海道ロシア極東医療交流基金による医療交流
- 急激な転帰をとったインフルエンザ脳症疑いの3小児例
- 血液浄化療法の積極的併用による敗血症の治療成績
- 成人内因性搬入時心肺停止症例における急性心筋梗塞の頻度とその超急性期突然死例の病態-剖検時冠状動脈造影と病理組織学的検討-
- 術後腸管機能障害に対する腸管浄化療法の工夫
- 腸管出血性大腸菌O157感染症にHUSを合併した症例に対する血液浄化法の経験 : 血液,便,腹水,尿中のVTならびに中和抗体とcytokine,顆粒球elastaseの推移
- 当施設に搬入された熱傷患者の検討と搬送の問題点
- 長時間施行によるビリルビン吸着筒の経時的吸着効率に関する検討
- 重症敗血症性ショックに対する新しい血液浄化法PMXの臨床的検討
- 心停止後の全脳虚血症例における血清NSEの意義
- IABPによる循環補助が著効したカテコラミン抵抗性脚気衝心の1例
- 外傷後黄疸に併発した薬剤性肝不全に対して血液浄化法が著効した1例
- 突然死の原因についての研究 : 剖検時冠状動脈造影からみたDOA症例の検討 : 日本循環器学会第67回北海道地方会
- 急性期画像診断による腹部臓器血流からみた急性大動脈解離の予後についての検討 : 第58回日本循環器学会学術集会
- 胸部または腹部大動脈瘤緊急症の検討と問題点について : 日本循環器学会第57回北海道地方会
- 34)最近の9ヵ月間に経験した大動脈瘤緊急症 : 日本循環器学会第55回北海道地方会
- 肝損傷を契機とした重症肝機能障害3症例における^Tc-GSA肝シンチグラフィを用いた肝機能予後の検討
- 広範な左室病変を伴うArrhythmoenic right ventricular dysplasiaの1剖検例 : 日本循環器学会第57回北海道地方会
- W-1-8 肝不全に対するアフェレシス治療の適応と限界 : AFP/HGF,アシアロシンチを用いた評価法
- 敗血症性ショックに対するポリミキシン固定化カラムを用いた直接血液灌流治療の起因菌別にみた臨床効果の検討
- 術後に重篤な低Ca血症に陥ったCATCH22症候群の1症例
- 27)心室中隔基部に限局性肥厚を認めた肥大型閉塞性心筋症の1例 : 日本循環器学会第55回北海道地方会
- Best Presentation Award 肺酸素化能が改善するPMX-DHPの至適施行時間と適応症例は? (第18回 日本救急血液浄化学会 PROCEEDINGS-2007[急性血液浄化法における技術の発展,安全性の確保,適応の多様化])
- Surviving sepsis campaignにおけるステロイド投与について--血清コルチゾール値からみた昇圧効果の違い[含 質疑応答] ([日本救命医療学会]第21回学術集会) -- (シンポジウム Surviving sepsis campaignの評価)
- 急性肝不全の画像診断 (特集 劇症肝不全のCritical Care)
- どう使う? 血液浄化法の適応疾患 多臓器不全 (特集 今日からできる救急現場における血液浄化法と看護)
- 敗血症性ショックにおける長時間PMX-DHP治療の効果 (第17回 日本急性血液浄化学会PROCEEDINGS-2006) -- (ワークショップ2 急性血液浄化法のnon-renal indicationの拡大)
- 症例 腸管虚血の診断における血中乳酸値推移の有用性の検討--3症例の比較から
- 津波災害による負傷者の神経内分泌学的ストレス分析
- Giant negative Tの消失を認め,冠動脈に有意な狭窄を合併した肥大型心筋症の1例 : 日本循環器学会第57回北海道地方会
- 一過性左脚ブロックで心不全を呈した糖尿病性腎症の1例 : 日本循環器学会第62回北海道地方会
- 大動脈瘤緊急症40例の経験
- 急性心筋梗塞とされ血栓溶解療法を受けた解離性大動脈瘤の2例(日本循環器学会 第65回北海道地方会)
- DOA症例の病因診断における剖検時冠動脈造影の意義について(日本循環器学会 第64回北海道地方会)
- 交通事故によるDOAとして搬入された心筋梗塞の2例 : 日本循環器学会第61回北海道地方会
- 交通外傷による遅発性左心室瘤の1例
- 胸部疾患におけるDIC (特集 DIC--救急領域における位置づけ)
- 外傷とSIRS (4月第1土曜特集 SIRS(全身性炎症反応症候群)) -- (侵襲とSIRS)
- 循環器術後合併症に対するアフェレシス
- Critical careとアフェレシス : 総論(歴史,分類)
- 急性腎不全の原因と対策多臓器不全
- 救急医療でPCPSを使いこなす (特集 救急医療におけるartificial support) -- (循環のartificial support)
- 止血のテクニック (特集 実地医家のための図解小外科テクニック)
- 救急集中治療領域におけるアフェレシス治療の現況と問題点(日本アフェレシス学会第16回北海道アフェレシス研究会抄録)