全周ソナーによる表層魚群量計測における海面・海底残響の影響軽減
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概要
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全局ソナーを用いた表層付近の魚群量などの計測では,海面・海底残響の影響を受け,計測誤差を生じ易い。そこで,これらの残響の影響を軽減する方法を開発する。まず,ソナーにおける海面・海底残響のソナー方程式を導き,海面・海底方向の指向特性と等価指向角の特性を解明した上で,千葉県館山湾で残響の表面散乱強度を計測した。次に,魚の計測における信号対残響比および信号対雑音比の特性を明確にした。これらの結果から,適切なビーム俯角と距離範囲でエコー積分を行えば,表層魚群の調査で残響の影響を軽減できることを示した。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2004-11-15
著者
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