超音波バイオテレメトリの音響系の評価および設計方法
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概要
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海洋生物に音波標識(ピンガ)を装着し,それを追跡して,主に行動生態を調べるための,超音波バイオテレメトリの音響系の評価および設計方法を開発した。信号対雑音比(SN比)を大きくし,広い検知範囲に対して,確実にピンガ音を受信できることを目標とした。SN比を基にして新たな概念として検知ビーム幅を導入し,最大検知距離や検知ビーム幅などの検知範囲を示す指標を求めた。また,検知距離,受波器の直径,検知ビーム幅をパラメータとして,周波数に対してSN比を示した設計の汎用図を作成した。これにより,周波数,受波器の直径,検知ビーム幅,受波のビーム数を適切かつ容易に選べるようにした。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2002-05-15
著者
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