アカアマダイ漁獲鮮魚から採取した精巣精子の運動活性と冷蔵保存
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概要
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漁獲され,死亡したアカアマダイ雄成魚の精巣精子の採取方法,運動活性,冷蔵保存方法を検討した。精巣を細かく切断する方法とホモジナイズする方法で精子を採取したところ,後者では運動精子比が有意に低下した。精子を種々の濃度のNaCl溶液で希釈すると,450mмで最も高い運動精子比が得られた。この溶液中では20分後でも精子は運動を持続していた。冷蔵保存はpHを6.0〜8.5に調整した人工精漿で精巣精液を50倍以上に希釈し,4℃で保存する方法が適していた。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2003-03-15
著者
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竹内 宏行
日本栽培漁業協会八重山事業場
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藤浪 祐一郎
日本栽培漁業協会宮津事業場:(現)日本栽培漁業協会宮古事業場
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津崎 龍雄
日本栽培漁業協会
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津崎 龍雄
日本栽培漁業協会宮津事業場
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太田 博巳
近畿大学大学院農学研究科
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太田 博巳
独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所
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竹内 宏行
日本栽培漁業協会宮津事業場
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太田 博巳
Department Of Fisheries Faculty Of Agriculture Kinki University
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