「連想」および「階層」概念の導入による効果的な故障モード予測
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概要
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FMEAは,製品の設計・開発段階でトラブルの事前解析のために使われる有力な手法として知られている.しかし,その実施において幾つかの問題点があり,実際にはあまり広く利用されていないのが現状である.特に,故障モード予測における予測の抜け落ちが効果的なFMEAの活用を阻害する大きな要因の一つになっている.本論文では,故障モードの予測における問題点を明確にするとともに,効果的な故障モードの予測を行うための手法を提案する.そのため,本研究では実際の現場で故障モードの予測を行い,予測における抜け落ちの原因を調査した.そして,幾つかの原因が明らかになることによって,必要な故障モードの抜け落ちを減らし,容易に予測を行うため以下の3つの対策案を導いた.1)「連想」概念に基づく故障モード予測2)FMM図の作成3)「階層」概念に基づく故障モード予測さらに,現場の中でFMEAを実施し,提案に対する有効性の検証を行った.
- 社団法人日本品質管理学会の論文
- 1996-10-15
著者
-
飯塚 悦功
東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻飯塚・水流研究室
-
飯塚 悦功
東京大学大学院工学系研究科
-
鄭 敬勲
東京大学大学院工学系研究科
-
鄭 敬勲
(株)ジディエンピソリューション
-
飯塚 悦功
東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻
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