マハラノビス・タグチ・システムにおける多重共線性対策について
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概要
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統計的判別問題に対する一方法として,マハラノビス・タグチ・システム(MTS)が提唱され実用に供されている.この方法は従来の統計的判別分析と異なる非対称的判別手法と位置付けることができる.MTSの有効性は多くの事例を通じて検証されつつある.しかしMTSには実用面での効用を経験的に論じる以前に,理論的に明らかにしておかねばならない問題をいくつか残している.そのひとつが多重共線性対策である.本論文では.MTSにおける現状での多重共線性対策の理論的問題点を指摘し,これに代わる方策として2種類の距離測度を提案した.また,数値計算上の諸問題や基本統計量の算出に用いられていない将来の個体でのマハラノビス距離の偏りについても注意を喚起している.
- 社団法人日本品質管理学会の論文
- 2003-10-15
著者
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