ピアノ練習室における音場の能動制御
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概要
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5畳から15畳の広さのピアノ練習室を対象に、畳み込みによる4ch反射音合成装置を用いて音場合成した再生音場の音響測定・聴感実験を行った。その結果、収音系を持つこれらの広さの室においては、再生音場の効果は室の広さに依存せず、ハウリングマージン(HM)によってその程度を制御できることが確かめられた。また、HMを変えたときの再生音場の変化に対する物理量として、HM、再生反射音対直接音レベル比のほかに、残響時間(RT)とC値(C)を得た。更に、RTの評価区間としては初期減衰部分が重要であること、一方、Cの聴感的直接音の積分時間に関しては、直接音から再生反射音へ移行する時刻が重要であることが分かった。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1994-12-01
著者
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