広帯域アレーマイクロホンを用いた室内音場の物理評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
収音系に直線状アレーマイクロホンを用いた新しい室内音響計測システムを提案した。収音系が広い帯域にわたり鋭い指向性を有するため、この計測システムは聴覚心理上重要な初期反射音の方向性を考慮した物理量を得ることができ、音場の総合的な物理評価に適している。方向別に得られた短音応答をもとに、8種類の物理量を新しく提案し、実音場での物理量の測定データを因子分析して次の結論を得た。1)主要な潜在因子と相関の高い物理量は、残響時間、定常状態エネルギー、初期反射音の横方向成分、前後比である。2)異なる音場をマクロに分類するには残響時間が適している。3)初期反射音に関する物理量の方が定常状態の物理量より周波数に対する差が大きい
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1988-10-01
著者
関連論文
- 室内音響における方向性物理パラメータの計測手法に関する検討
- EA2000-23 スピーカアレイを用いた音像位置制御に関する基礎検討
- スピーカアレイを用いた音像の距離感抑制パラメータの検討
- 放送における音響信号処理 (放送と情報処理)
- 音響信号へのデータ埋め込み・検出手法の一検討
- 統計的手法に基づく音源分離手法の一特性
- 音声信号を用いたインパルス応答推定の一検討
- 5-4-1 広帯域アレイマイクロホンによる音場の空間情報の可視化(5-4 音場の空間情報の可視化)(5.建築音響)(最近の音響技術)
- 広帯域アレーマイクロホンを用いた室内音場の物理評価
- ホールの室形と初期反射音の関係の虚像法による検討
- 音源の種類に依存した好ましい残響時間の検討
- 画像特徴量を用いた例示動画像による曖昧検索の検討
- 映像オブジェクトをベースにした放送局における映像データベースシステムの検討
- 電子透かしによる著作権保護と放送
- 音場シミュレ-ションシステム (電気音響設備の設計とその使用方法)
- 音源の種類に依存した好ましい残響時間の検討
- ホ-ルの評価方法 (最近話題のホ-ル)