ホールの室形と初期反射音の関係の虚像法による検討
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概要
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室内音響設計において室形を決めることは、重要な問題である。本論文は、聴感上に強い影響を与える初期反射音が基本的な室形の変更によってどのように影響を受けるか比較検討したものである。初期反射音から抽出した物理量は、側方、前方、後方エネルギー成分、全方向エネルギーの4種であり、これらの座席空間分布、平均値の両面から音場を比較した。その結果の主なものは次のとおりである。(1)側方、前方、後方エネルギー成分は室の平面形状に依存し、エネルギーは室容積、平均吸音率に依存する。(2)扇形の舞台を持っている方が長方形より初期反射音の有効利用の点で優れている。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1988-04-01
著者
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