脱皮する陸上学術ボーリング計画と21世紀の地質学
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概要
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20世紀後半は, 地球内部を理解するために世界各国において陸上学術ボーリングが盛んに行われたが, 地球内部についての理解が極めて不十分であることが判明し, 国際協力の基に陸上学術ボーリングを実施するために国際陸上科学掘削計画ICDPが発足した。21世紀の掘削計画においては, 地表地質を十分考慮することと, 坑壁崩壊防止のための技術開発が必要である。海洋地殻の沈み込みに伴う付加作用と火成活動は, 大陸地殻形成の本質を担っているので, 日本列島において積極的に陸上学術ボーリングを推進すれば, 地質学は魅力ある学問として発展し, 21世紀の人類のために重要な役割を演ずることになるであろう。
- 日本地質学会の論文
- 1998-03-27
著者
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