組込みシステム向けオブジェクト指向フレームワーク(組込みソフトウェア工学シンポジウム)
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概要
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近年、組込みシステムはますます大規模、複雑化が進み、かつ、短期間での開発が求められるようになってきている。このような状況を解決するために、組込みシステム開発へのオブジェクト指向技術適用に注目が集まっている。しかし、組込み故の多くの制約事項がネックとなり、大きな成果が得られたという報告はまだ少ない。本稿では、組込みシステムの持つ特徴、およびその課題を整理し、オブジェクト指向技術を導入するときに障害となり得る事項を抽出する。実装面の課題に焦点を当て、デバイスの依存性の解決手段として開発したDevice Driver Framework(DDF)、マルチタスク関連処理の解決手段として開発したMulti Task Framework(MTF)について紹介し、あわせてこれらの適用事例を紹介する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-10-10
著者
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深谷 哲司
株式会社東芝研究開発センターシステム技術ラボラトリー
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深谷 哲司
株式会社 東芝 研究開発センターシステム・ソフトウェア生産技術研究所
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玉木 裕二
株式会社 東芝 研究開発センター システム技術ラボラトリ
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宮田 尚史
株式会社 東芝 セミコンダクター社 システムLSI事業部 システム・ソフトウェア技術統括部
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玉木 裕二
株式会社東芝研究開発センターシステム技術ラボラトリー
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