機能多重度を用いた保守性見積もり手法の提案と評価
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概要
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コードクローン(コピー&ペースト等によってソースコード中に生じる類似したコード片)はしばしばソフトウェアの修正・拡張といった保守作業時に問題を生じる。これに対し、我々はコードクローンを含有すると思しき関数の散乱の度合いを示す機能多重度(Functional Redundancy、FR)を提案する。これにより、コードクローンの観点から、対象となるソフトウェアが抱える保守作業の非効率性を見積もる事ができる。本稿では上記指標の提案と共に、ソフトウェアの保守性改善を目的としたリファクタリング作業の前後で提案指標の変化を調べ、提案指標の有用性について議論する。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 2002-07-11
著者
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今井 健男
株式会社東芝研究開発センターシステム技術ラボラトリー
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片岡 欣夫
株式会社東芝研究開発センターシステム技術ラボラトリー
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深谷 哲司
株式会社東芝研究開発センターシステム技術ラボラトリー
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深谷 哲司
株式会社東芝ソフトウェア技術センター
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片岡 欣夫
(株)東芝 研究開発センター システム技術ラボラトリー
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片岡 欣夫
株式会社東芝
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