宇宙の大規模構造 : 銀河分布のバーコレーション解析

概要

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宇宙は，銀河がフィラメント状あるいはシート状に集まった超銀河集団と，銀河のほとんど存在しない銀河空洞にわかれている［1］。このような大規模構造は現在までに発見されている宇宙の最上位の階層構造であるが，超銀河集団における銀河のつながりなどについてはまだよくわかっていない部分が多い。本研究では，CfA赤方偏移カタログをもとに，銀河分布に対してパーコレーション解析を試みた。その結果，銀河分布は大局的にはフィラメント状やリング状に結合していることがわかった。また銀河間の平均距離を約3．6Mpcとしたときの銀河集団のサイズは約20Mpcになった。The universe is devided into superclusters of galaxies,in which galaxies gather as filaments or sheets,and voids,inside which there are few galaxies.This is known as the large-scale structure of the universe.We here examine the distribution of galaxies using the percolation analysis.It is found that the mean separation between galaxies in superclusters of size 20Mpc is about 3.6Mpc.
大阪教育大学の論文