打楽器(体・膜鳴楽器)音の音響心理学的研究 : 嗜好を中心に(音楽認知・知覚2)
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概要
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本研究の目的は、楽器音(音色)が人間の心理状態をどのように変化させるのかを、心理学的及び音響学的側面から明らかにすることである。第一段階として、打楽器音(体・膜鳴楽器)を用い、聴取者の打楽器音に対する嗜好を調査した。その結果、スレーベルや鈴、拍子木が有意に好まれ、アゴゴベル、ビブラフォンが嫌いな楽器として有意だった。今後、なぜ好まれたのか、あるいは嫌われたのか、嗜好を左右する要因を明らかにしていきたい。
- 2004-11-05
著者
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桑野 園子
大阪大学大学院人間科学研究科環境心理学研究室
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桑野 園子
大阪大 大学院人間科学研究科
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豊島 久美子
大阪大学大学院人間科学研究科
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福井 一
奈良教育大学
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桑野 園子
INCE/Japan
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福井 一
奈良教育大学 教育学部
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桑野 園子
大阪大学大学院人間科学研究科
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