XMLを利用した英日全文連携検索システムの設計と実現
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概要
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本英日全文連携検索システムの目的は、特に日本神道を中心に古代日本の文化と日本人の精神生活の研究、日本古代国家の成立史や構造の研究、民俗(民族)学的研究であり、日本文化の世界への発信と国際的なコラボレーションを促進する研究である。本英日全文連携検索システムが直接対象とする文献は、日本の記紀である「古事記」、「日本書紀」や「続日本紀」、神祇関係の法令である「延喜式」、特定の地方誌的文書である「出雲国風土記」、中世の代表的歴史書「愚管抄」である。さらに、日本古典文献25巻のディジタル化、Web上で英語と日本語(または、両言語)を利用した文献内検索と文献間連携検索、閲覧と再利用を目標にしている。文書の実体と共にその論理構造(階層構造)や属性(XML Schema)を定義可能なマークアップ言語XML(Extensible Markup Language)が注目され、一連の規格も制定されてきており、Web上での文書管理・流通・提供の実質的な標準になりつつある。XMLは文書構造を記述するだけでなく、我々が取り扱う各文献に出現する注釈、解題、抄録、貴重な書き込み、相互参照などの情報や知識を文書本体と独立して表現することが可能である。これらを実現するため、文書の論理構造を定義可能なXMLを採用し、英日全文連携検索システムを設計・構築した。
- 2004-11-05
著者
-
藤本 雅彦
大阪国際大学人間科学部
-
Brown D
University Of California Berkeley
-
桶谷 猪久夫
大阪国際大学国際コミュニケーション学部
-
Brown Delmer
University of California, Berkeley
-
大久保 祐子
University of California, Berkeley
-
桶谷 猪久夫
大阪国際大学
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