検出バグ数の推移から見た統合モデルとその意味付け
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概要
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ソフトウェア信頼度成長曲線に関する統合モデルは、これまで提案された多くのモデルをカバーできるだけでなく、これまでモデル化されていなかった領域もカバーする。そのため、このモデルを用いれば既存のSRGMより高い精度で残存バグ数を推定することができる。しかしながら、従来の統合モデルを表す微分方程式に含まれるパラメータの物理的な意味付けは必ずしも明確ではなかった。本論文では、統合モデルをバグ検出の進捗過程の視点から見直し、ある時点のバグ検出率dy/dtをその時刻までのバグ検出数yのみの関数として表すことができることを示す。また、新しい形式の統合モデルには従来の統合モデルがカバーしていなかった解析解をもつこと、さらに従来の統合モデルの解と追加された解析的以外には解析解が存在しないことを示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-07-11
著者
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