コンピュータを利用した国文学の授業の一形態 : 人麻呂歌集の復元
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概要
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国文学研究におけるコンピュータ利用の形態を授業化した場合の実践報告が本稿である.本授業は,国文学の内容に中心を置きながらも,コンピュータ教育を兼ねた研究支援を紹介するという意義も含めている.筆者の担当する授業は万葉集を対象としたものであるので,万葉集に含まれる人麻呂歌集所出歌約400余りを対象にしてコンピュータによるデータ処理をほどこし,原本の体裁がどのようであったかを推定するという授業内容である.しかし授業化にあたっては,国文学という内容との整合性,学習者の基礎知識,興味などが複雑に関わっている.実践の結果,整合性や興味という点では学習者の評価を得たが,特にプログラミング学習を中心としたコンピュータ教育という点が,難解であるという結果であった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-05-27
著者
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