UNIX OSにおけるノード間高速通信
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概要
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UMXクラスタにおけるノード間通信を高速化するため,SCnet(Smart Cluster Network)を開発した.SCnetはSystem Area Network(SAN)であるSynfinity-0上に標準SAN通信方式として提案されているVIアーキテクチャを一部ソフトウェアエミュレーションすることで実現するものである.本稿では,特にSCnetの通信メモリ管理方式,データ通信方式,ネットワーク多重化方式の設計について述べ,ソフトウェアエミュレーションによりVIアーキテクチャを実現する手法を紹介する.また,実装したSCnetについて,レイテンシとバンド幅について性能を測定し,0バイト転送時のレイテンシは42μsec,128バイト転送時のバンド幅は107MB/secとの結果を得た.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-08-02
著者
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岸本 光弘
(株)富士通研究所
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岸本 光弘
富士通(株)
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岸本 光弘
富士通
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岸本 光弘
株式会社富士通研究所
-
福井 恵右
(株)富士通研究所
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小川 尚志
株式会社富士通研究所 (現)TeraLogic
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黒澤 崇宏
株式会社富士通研究所
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福井 恵右
富士通株式会社
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刀野 暢洋
富士通株式会社
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Savva Andreas
富士通株式会社
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