大規模データセンターにおける最適なVM配置設計手法(仮想マシン,2011年並列/分散/協調処理に関する『鹿児島』サマー・ワークショップ(SWoPP鹿児島2011))
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概要
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クラウドコンピューティングサービスの基盤となるIaaS(Infrastructure as a Service)に仮想マシン(VM)を活用することで、可用性向上や、負荷変動追従などの付加価値が実現された。一方で、経済性追求に伴ってインフラ規模は拡大しつつあり、このような大規模環境ではVMの配置先の物理サーバを選択するという基本的な操作も、様々な要素を考慮しつつリアルタイムに実行する必要がある。インフラ運用の効率次第では、発生するサービス提供コストの差分も莫大なものとなりうる。さらに現実のビジネスにおいては、システム外部から与えられる様々な要件があり、グローバルな環境では各国の法令・規制の制約も受ける。我々は、IaaS管理ソフトウェアにおいて、変化する様々な制約条件の中でインフラ運用効率を向上することを目的としたVM配置設計技術を開発した。本稿ではこのシステムの試作と評価について報告する。
- 2011-07-21
著者
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福井 恵右
(株)富士通研究所
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土肥 実久
(株)富士通研究所
-
山島 弘之
株式会社富土通研究所
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福井 恵右
株式会社富士通研究所
-
河合 励
(株)富士通研究所
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山島 弘之
(株)富士通研究所
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河合 励
株式会社富士通研究所システムソフトウェア研究所
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