事象関連脳電位(ERP)を用いたコミュニケーションのための被選択項目の提示方法
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概要
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筋萎縮性側索硬化症(ALS:Amyotrphic Lateral Sclerosis)は、全身の筋肉が次々に萎縮していく進行性の難病である。末期においては感覚機能は保存されるが発語能力を失うに至る。このような患者に対して、ある項目を提示し、それに対する患者の賛否を問う形で意志の疎通が図られる。賛否の判断は、事象関連脳電位(ERP:Event Related brain Potentials)のP300成分の有無によって行うことができる。P300成分の現出は患者の心理的緊張状態に依存する。 本文では、質問の提示方法とP300成分の現出強度の関係を調べるとともに、その有効な検出方法について検討する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-12
著者
-
中島 健二
鳥取大学医学部脳神経内科
-
中島 健二
鳥取大学医学部脳幹性疾患研究施設
-
小林 康浩
岡山理科大学
-
川村 尚生
鳥取大学工学部
-
井上 倫夫
鳥取大学
-
井上 倫夫
鳥取大学工学部
-
川上 孝志
鳥取三洋電機株式会社
-
小林 康浩
鳥取大学工学部知能情報工学科
-
介中 敦子
NEC通信システム
-
介中 敦子
鳥取大学工学部
-
川村 尚生
鳥取大学大学院工学研究科
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