ルールセット間距離によるマルチエージェントシステムのグループ形成過程の可視化
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概要
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マルチエージェントシステムの振舞いは非常に複雑であるが,その分析はシステムを応用する上で必要不可欠である.その手法として高階らは個体レベル分析という枠組を提案しているが,現在までに提案されている分析手法は,意思決定時の選択確率のエントロピーにのみ注目しており,行動の内容に関してエージェントを分類することができなかったため,自律的な役割分担といった集団の組織化をとらえるには不十分であった。それに対して本研究では,エージェントのルールセット間の距離を定義し,行動の違いを定量化する手法を提案する.例として,強化学習エージェントによるMinority Gameを取り上げ,そのメカニズムの解析する上で本手法によって有用な情報が得られる事を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-09-20
著者
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渡辺 成良
電気通信大学情報通信工学科
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渡辺 成良
電気通信大学電気通信学部部
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田中 一秀
(株)ACCESS
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高階 知巳
(株)ニコンシステム
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田中 一秀
電気通信大学大学院 電気通信学研究科 電子情報学専攻
-
渡辺 成良
電気通信大学情報通信工学専攻
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