DCT領域に対するスカラー量子化-パターンベクトル量子化のハイブリッド符号化

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概要

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MPEG2標準規格による64kbit/secから2Mbit/sec程度の低ビットレートでの高能率符号化の一方式として、画像信号のフレーム間差分信号をDCT処理して求められるDCT係数の高周波成分をカットする方式が提案されている。この方式によると、DCT係数の高周波成分に大きな値を有する場合、復号化した時の画品質劣化が大きくなる。この問題を解決するために、本稿では、高周波成分の+の成分の平均値、-の成分の平均値と0の3値にパターン化してベクトル符号化を行うパターンベクトル量子化を提案する。また、このパターンベクトル量子化を用いる際のコードブックを複数の画像から作成することにより、一般的な画像に対応させた。このコードブックを用いることにより、効率的で、一般的な符号化を行なうことが明らかになった。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-12-07

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