マルチメディアComputer Music作品の実例報告
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概要
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Computer Musicのマルチメディア・パフォーマンス作品として,1993年から1994年にかけて実験的に作曲された2つの作品について,理論的考察,音楽的コンセプト,作品創造の過程等について報告する.第一の作品は,ICMC1993の関連イベントである「芸術と知識工学に関する国際ワークショップ」と「神戸国際現代音楽祭'93」で発表された"CIS(Chaotic Interaction Show)"であり第二の作品は音楽情報科学研究会と共に開催の「眼と耳の対位法」で発表された"Muromachi"である.いずれの作品も「Computer Music: 長嶋洋一,Computer Graphics:由良泰人」という,音楽と映像のコラボレーションとして実現されたリアルタイム・インタラクティブな構成をもつが,パフォーマーによる進行の駆動形態はまったく逆のコンセプトをとった.また音楽の部分では,カオス理論を適用したアルゴリズム作曲の手法を用いて,演奏のたびに異なる音楽となるように作曲させている.
- 1994-08-06
著者
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