情報化社会論の新視点 : 情報システムをめぐる社会過程
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概要
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コンピュータ技術を活用した情報システムの重畳的発達は現代社会の顕著な特徴である.しかし,そこに生ずる新しい問題は,技術決定論に偏る従来の情報化社会論では解析されない.ここで注意すべきは「情報システム」と「コンピュータ技術」の相違である.情報システムはコンピュータ技術の発現でありながら,その本質は特定の制度的状況において人々の思惑の交錯の中に構築されるものである.情報システムの機能はそのシステムを成立せしめた社会的文脈,情報システムの存在を前提として誘導される社会的文脈において,初めて理解できる.コンビニエンスストアと航空CRSの情報システムを事例として考察する.
- 1994-05-20
著者
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