Prologプログラムの属性グラフ文法に基づいた可視化
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概要
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Prologは, ユニフィケーションやバックトラックなどのメカニズムによりプログラムを簡潔にかつ柔軟に記述できる強力なプログラミング言語である. しかしながら, CやPASCALなどの手続き型言語にはないこれらの機能がProlog言語の学習を難しくしている. また, 大規模で複雑なプログラムを理解することは非常に難しく, 現在のProlog 処理系が備えているデバッグツールでは, 全体構造の把握や実行過程の解析には機能が不十分である. そこで本論文では, Prologプログラムを木構造図として表示し, このプログラム図上で実行過程を可視化する研究について報告する. まず, Prologの構文規則をもとにプログラム図を生成する属性グラフ文法を定義する. 次に, この文法に基づいてプログラム図をX Window上に描画するシステムを実現する. これにより, 本システムが任意の正しいプロプラムを表示できること(完全性)と表示したプログラム図が正しいこと(健全性)を保証できる. このシステムはプログラムの実行過程をリアルタイムにプログラム図上に表示する機能を持つので, プログラム動作の解析やデバッグの道具として役立つ.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-11
著者
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