情報メディアを構成する型概念に関する考察
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概要
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XMLスキーマの正式勧告化を通じて、XMLを用いるアプリケーションにデータ型を適用する動きが顕在化している。特に最近、ビジネスにおけるウェブ・サービス、技術におけるセマンティック・ウェブが話題になるが、ともに型概念が重要である。今後ウェブは、静的なドキュメントだけでなく、映像、音声を含む、動的なコンテンツをも扱うインテリジェントなマルチメディア・ウェブになると思われる。そのような場合に、ヒューマンインタフェースを含むシステム設計において、各種情報メディアと型の関係について大まかな特徴を把握しておくことが必要と思われる。本報告では情報メディアの観点から型について検討し、人間側と計算機側双方についての考察を試みる。先ず、人間と情報メディアの関係を歴史的に検討し、そこで使われてきた個々の情報伝達手段を型の観点から考察する。次に計算機が扱ってきた情報を分析し、人間と情報メディアの関係との比較において検討する。さらにバートランドラッセルが論理分析哲学の観点から"The Principles of Mathematics"において世界を把握するために提唱した2つのアプローチを取り上げ、それを基に今後のウェブを中心とする情報システム構築の動向を予測する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-09-14
著者
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