脂環状側鎖を持つβ-ジケトン金属キレートの熱重量分析及びガスクロマトグラフィー(II)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
両端にそれぞれ脂環状置換基及びトリフルオロメチル基を持つβ-ジケトン,1,1,1-トリフルオロー4-シクロプロピル-2,4-ブタンジオン(TFCPBD)H及び1,1,1-トリフルオロ-4-シクロヘキシル-2,4-ブタンジオン(TFCHBD)Hの銅(II)及びエルピウム(III)キレートの熱安定性,揮発性及びガスクロマトグラフ分析への応用の可能性について調べ,前報で報告した脂環状置換基及び第3級ブチル基を側鎖に持つβ-ジケトン,(CPRPD)H及び(CHPD)Hの金属キレートを比較し,金属キレートの熱的性質に及ぼすトリフルオロメチル基の効果を検討した.その結果,銅(II)キレートの場合はトリフルオロメチル基を導入することにより気化温度が低下し,その結果熱分解は抑制されることが分かった.エルビウム(III)キレートの場合は熱分解しやすく,ガスクロマトグラフ分析への応用はできない.銅(II)キレートのガスクロマトグラムは明りょうな単一ピークを与え,キレートの注入量とピーク面積との間に直線関係が成立することから金属イオンの定量に応用可能であると思われる.又,トリフルオロメチル基の導入による揮発性の増大から第3級ブチル基を配位子側鎮に持つキレートよりも低いカラム温度で溶出可能なことが分かった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1978-01-05
著者
関連論文
- 気-液クロマトグラフィーによる陰イオンの定量 III : リン酸イオンの間接定量
- 気-液クロマトグラフィーによる陰イオンの定量II : シアン化物イオンの間接定量
- 脂環状側鎖を持つβ-ジケトン金属キレ-トの熱重量分析及びガスクロマトグラフィ--3-1-メチルシクロプロピル-4,4-ジメチル-1,3-ペンタンジオンのBe(2),Cu(2),Cr(3),及びEr(3)キレ-ト
- 気-液クロマトグラフィーによる陰イオンの定量I : フッ化物イオンの間接定量
- β-ジケトン金属キレ-トの気-液クロマトグラフィ-における保持挙動
- β-ジケトン金属キレ-トの気-液クロマトグラフィ-における保持挙動
- Gas-chromatographic and Thermogravimetric Analyses of Metal Chelates of Methyl-substituted 2-Picolyltrifluoro-methylketones
- 脂環状側鎖を持つβ-ジケトン金属キレートの熱重量分析及びガスクロマトグラフィー(II)
- 脂環状側鎖を持つβ-ジケトン金属キレートの熱重量分析及びガスクロマトグラフィー(I)
- 2-ピコリルアルキルケトン金属キレートの熱重量分析及びガスクロマトグラフィー
- トロポロン銅キレ-トの熱重量分析およびガスクロマトグラフ的挙動〔金属キレ-トのガスクロマトグラフィ-に関する研究-4-〕
- 3-アルキルアセチルアセトン金属キレートのガスクロマトグラフィー
- 内標準法を用いるケイ素の速中性子放射化分析