ポストカラム蛍光誘導体化高速液体クロマトグラフィーによる血しょう中の免疫こう進活性アシルペプチド(FK565)の定量(<特集>超微量分析のための前処理と予備濃縮)
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概要
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免疫こう進作用を有するアシルペプチド,FK565の体内動態を調べるために,HPLCによる血しょう中濃度の定量法を確立した.ラット及びマウス血しょうを6%トリクロロ酢酸で除タンパク後,上澄みをBond Elut^[○!R] C_<18>カートリッジで抽出し,FK565を移動相で溶出させた.移動相としてアセトニトリル-20mMリン酸緩衝液,pH2.5(21:79)を用いた.溶出液中のFK565を逆相系C_<18>カラムで分離し,o-フタルアルデヒドと2-メルカプトエタノールを蛍光誘導体化試薬とするポストカラム法により誘導体化し蛍光検出した.アセトニトリルによる除タンパク前処理ではFK565は生体成分と分離しなかったが,C_<18>カートリッジを用いる簡便な前処理により再現性よく定量可能であり,内標準も不要であった.本法における定量限界はラット及びマウス血しょうで,各々50及び20ng/mlであった.
- 1987-11-05
著者
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野口 英世
藤沢薬品
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野口 英世
藤沢薬品工業株式会社中央研究所
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鈴木 昭
藤沢薬品工業(株)・薬物動態研究所
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野田 耕世
藤沢薬品
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田代 祥子
藤沢薬品工業(株)開発研究所
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野田 耕世
藤沢薬品工業(株)開発研究所
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野口 英世
藤沢薬品工業(株)開発研究所
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鈴木 昭
藤沢薬品工業(株)開発研究所
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