デュアル・コンパレーター法によるガドリニウムを含むフッ化物ガラス及びガラス原料中の希土類元素の中性子放射化分析(<特集>無機材料分析のためのスペクトロメトリー)
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概要
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熱外中性子束密度/熱中性子束密度の比が異なる,幾つかの照射孔を使用して,スカンジウム,テルビウム,ランタン,ユウロピウム,ガドリニウム及びジスプロシウムの放射化断面積の再評価を行った.その結果,スカンジウムとテルビウムをデュアル・コンパレーターとするランタン,ユウロピウム,テルビウム,ジスプロシウム及びガドリニウムのNAAを開発した.この方法を光ファイバー用フッ化物ガラス及びガラス原料中の希土類元素の定量に応用した.又,中性子吸収断面積の大きいガドリニウムを含む試料についても,中性子の自己遮へい因子を求め,自己遮へいを補正することにより,10%の誤差で,ランタン,ユウロピウム,テルビウム及びジスプロシウムの定量を可能にした.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1986-08-05
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