電気伝導度検出による二価金属イオンのイオン交換クロマトグラフィー
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概要
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通常の条件下で安定に存在する二価金属イオンを対象として,イオン交換クロマトグラフィーで分離し,電気伝導度計でモニターする方法を検討した.スチレン-ジピニルベンゼン共重合休(粒径11±3μm,架橋度4%)を表面スルホン化した交換容量24〜85μeq ml^<-1>の陽イオン交換休を4.6×250mmのステンレスカラムに充てんし,エチレンジアミンと酒石酸ないしクエン酸混合溶液を溶離液として,10種類の二価金属イオンとクロム(III)を分離できた.金属イオンによってはテイリング(銅,鉛)やその他の原因で定量性の低いものもあるが大部分は10^<-5>〜2×10^<-4>Mの範囲で定量可能である.種種の共存物質の影響など実用化のための検討も行った.
- 1985-10-05
著者
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