吸光光度法による溶液内平衡研究へのパーソナルコンピューターの応用
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概要
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パーソナル・コンピューターにより分光光度計を制御し,吸光度測定を自動化,高精度化するとともに,データのオンライン取得を可能とした.更に,吸光光度滴定により得られる一連のスペクトルを行列として処理することにより,多くの利点を見いだすことができた.例として,六つのチアゾリルアゾ安息香酸化合物の酸解離平衡の測定を行った.その結果,スペクトルの類似している中性種と陰イオン種,及び陽イオン種を含めた三つの化学種の存在が行列のランク解析により確認された.又,平衡定数及びそれぞれの化学種のスペクトルを,非線型最小二乗法を用いてパーソナル・コンピューターで計算することにより,得ることができた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1982-09-05
著者
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