マイクロコンピューター制御型ポーラログラフの試作とデータ処理システムの開発
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概要
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比較的安価な2台のマイクロコンピューター(以下,マイコンと略記)とアナログ測定部より成る電解測定・データ処理システムを試作し,測定系の制御,データ集録及び解析処理のプログラムを開発した.分析モードの選択,測定及びデータ集録はマイコンI (MEK DII, Motorola)の機械語プログラムで制御し,集録データはマイコンII(H68/TR,日立)に転送した後,最小二乗カーブフィッティング法によって解析処理(BASIC語)した.理論式を用いて合成したポーラログラムについての解析誤差は0.1%以下であった.金属イオン(Pb^<2+>, Cd^<2+>, Zn^<2+>)を含む実際試料の分析に対するシステムの結合精度は,拡散電流(id)と半波電位(E_<1/2>)について2%,ログプロットの傾斜(S)について5%以内であった.又,処理時間は1波当たり約1分であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1982-08-05
著者
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