マイクロコンピューター制御型電気分析システムによる微分パルス陽極溶出ボルタンメトリーと,そのデータ処理
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概要
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マイクロコンピューター制御型電気分析システムによる微分パルス陽極溶出ボルタンメトリーのための装置制御及び解析処理プログラムを開発し,その実用性について検討した. (10〜250)nMレベルの金属イオン(Pb^2+,Cd^2+,Zn^2+)の微分パルス陽極溶出分析に対するシステムの総合精度は,ピーク電流値(Ip)について(4〜2)%,ピーク電位(Ep)について1%,ピーク半値幅(Wp)について5%以内であり,濃度とIpの間に良好な直線関係(相関係数,r=O.995〜O.996)が得られ,解析処理時間は1ピーク当たり,近似法で(20〜30)秒,フィッティング法で(1〜2)分であった. 更に,コンピューター解析と従来からの手作業解析の間に良好な相関関係(r=0.9998)が得られることから十分実用に耐えうるとともに,分析操作の省力化と迅速化に役立つことが明らかとなった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1983-03-05
著者
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