高速液体クロマトグラフィーによる化粧品中のエストラジオール及びエチニルエストラジオールの分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アミノ基を導入したシリカゲル(Nucleosil 5NH_2及びLiChrosorb NH_2)を固定相とし,エタノール/ヘキサンの混合溶液を移動相とする吸着クロマトグラフィーでエストラジオール及びエチニルエストラジオールが分離溶出された.けい光検出器を用いるとき,検量線は(1〜10)ppmの範囲で原点を通る直線となった.又,試料注入容量を10μlとしたときの注入溶媒の影響について検討した結果,ヘキサン中のエタノール含量が20%以下でカラム効率の低下は認められなかった.市販のヘアトニックに4ppm添加したときの平均回収率は(94.3〜95.1)%で,変動係数は(2.04〜2.36)%であった.本法を市販のヘアトニック,クリームなどに応用した結果,数多くの製品に対して妨害成分を認めることなく定量が可能であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1979-02-05
著者
関連論文
- 液・固クロマトグラフィーにおけるアミノ-およびシアノ-アルキル結合シリカの特性化(第2報)ステロイドを溶質とする強成分溶媒の相対強度
- 液・固クロマトグラフィーにおけるアミノ-およびシアノ-アルキル結合シリカの特性化(第1報)ステロイドの保持と二成分溶媒組成との相関
- 液・固クロマトグラフィーを用いる化粧品中のカプサイシン同族体の分離システム
- 高速液体クロマトグラフィーによる化粧品中のイソプロピルメチルフェノールの分析
- 高速液体クロマトグラフィーによる油溶性タール色素の分析
- 高速液体クロマトグラフィーによる化粧品用タール色素の分析
- 高速液体クロマトグラフィーによる化粧品中のエストラジオール及びエチニルエストラジオールの分析
- 高速液体クロマトグラフィーによるヒト角質層中のウロカニン酸の定量
- 界面活性剤-油-水系及び界面活性剤-油-水-長鎖アルコ-ル系における安定エマルション領域〔英文〕