高速液体クロマトグラフィーによるヒト角質層中のウロカニン酸の定量
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概要
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ポリビニルアセテートポーラスポリマー(TSKゲルLS-140)を固定相に用いる高速液体クロマトグラフィーによる微量のイミダゾール.4(5).アクリル酸(ウロカニン酸)の定量分析法について検討した.ウロカニン酸は,カラム温度20℃において,溶離液(メタノール)に少量のトリエチルアミンを添加することによってHETPの減少が認められ,対称性のあるピークとして溶出する.(17〜68)ngの範囲で作成した検量線は原点を通る直線となり,既知濃度試料での回収率も良好であった.又,ヒト表皮よりウロカニン酸の抽出条件について検討した結果,水を抽出溶媒とするとき,数十秒以内に平衡に達し,皮膚を傷つけることなく十分定量可能であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-08-10
著者
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