フザレノン-X及びその関連マイコトキシンのけい光定量
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概要
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トリコテセン系マイコトキシンの一つであるフザレノン-Xがメタノール中アミンとジルコニル塩により青色けい光を発することを見いだした.種々のアミンや金属塩を検討した結果,この反応の試薬にはエチレンジアミンと硝酸ジルコニルが適当であることが分かり,この反応を利用したフザレノン-Xのけい光定量法を確立した.本法によれば,フザレノン-X(10〜250)ng/0.4mlの間でけい光強度との間に直線関係が成立した.又,ニバレノール,デヒドロキシニバレノールについて本法を適用したところ,それぞれ(10〜230)ng/0.4ml,(10〜200)ng/0.4mlの範囲で検量線が作成できた.なおT-2トキシン,HT-2トキシン,ネオソラニオール,トリコテシンは本法ではけい光を発しなかった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-10-10
著者
-
滝谷 昭司
Faculty Of Pharmaceutical Sciences Science University Of Tokyo
-
加藤 俊博
東京理科大学薬学部
-
鈴木 政雄
東京理科大学薬学部
-
滝谷 昭司
東京理科大学薬学部
-
浅部 喜博
Faculty of Pharmaceutical Sciences, Science University of Tokyo
-
浅部 喜博
Faculty Of Pharmaceutical Sciences Science University Of Tokyo
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