フェオフィチン類標準試料の簡易・迅速な調製法
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概要
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フェオフィチン類は環境の生物活性の重要な指標であり, 天然水等について分析が行われている.市販の標品は高価で純度が低い場合もあり, ホウレンソウ等から調製し, 使用することも多い.従来の調製法は煩雑で操作時間も長く, 収量も少ない.本研究では, 標品用のフェオフィチン類をホウレンソウから簡易かつ短時間で大量に調製する方法を検討し, 葉の煮沸操作や超音波抽出, 分取用逆相HPLGによる分離操作を組み合わせた方法を開発した.本法によりフェオフィチンa及びbを従来法の1.5〜3倍の収率で得ることができた.更に, これらのフェオフィチン類の保存中の安定性についても検討した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1994-11-05
著者
-
指宿 堯嗣
工業技術院資源環境技術総合研究所
-
指宿 堯嗣
(独)産業技術総合研究所
-
井上 秀成
慶応義塾大学工学部応用化学科
-
指宿 堯嗣
工業技術院公害資源研究所大気環境保全部
-
井上 秀成
慶応大 理工
-
堀 久男
資源環境技総研
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