加圧酸分解/誘導結合プラズマ発光分析法による酸化イットリウム-安定化, -部分安定化酸化ジルコニウム中のイットリウム及び不純物の定量
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概要
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市販酸化イットリウム-安定化, -部分安定化酸化ジルコニウム中のイットリウム及び不純物元素(7元素)をICP-AESにより定量するため, 結晶系の異なった試料について加圧酸分解条件を検討した.試料0.2gに(1+1)硫酸10mlを加え, (テフロン)加圧分解容器中で230℃で分解を行い, 100ml定容とし試料溶液を得た.分解時間は試料の平均粒子径とは関係なく, 結晶系の違いにより大きく異なり, 立方晶系から成る安定化酸化ジルコニウムはすべて4時間で分解したのに対し, 立方晶系の他に単斜晶系及び正方晶系が共存する部分安定化酸化ジルコニウムの分解時間は4〜24時間であった.不純物元素の測定には, バックグラウンド及び発光強度に影響を与えた酸化ジルコニウム及び試料分解に用いた試薬をマッチングさせた標準溶液を用い, 市販7試料中のイットリウム及び不純物元素の定量を行ったところ, 精度よく分析できた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1990-10-05
著者
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