表面プラズモン共鳴センサーを用いるフェノバルビタールの測定と速度論的検討
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概要
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バルビツール酸系睡眠薬フェノバルビタールの抗体を表面プラズモン共鳴(SPR)センサーの検知部である金薄膜に固定化させるSPR法によって, 純水中1ppb〜1000ppmのフェノバルビタール測定が可能であった. また, 尿試料の場合は, 尿中きょう雑物を固相抽出法で取り除くことによって, 0.1ppmのフェノバルビタール測定が十分可能であった. 更に, フェノバルビタールのモノクローナル抗体に対する反応速度論的検討を行い, 会合速度定数(k_a=2.7×10^<-6> M^<-1> s^<-1>)及び解離速度定数(k_d=8.6×10^<-4> s^<-1>)を明らかにした. 犯罪捜査において簡便で精度の高いSPR法は有効であることが分かった。
- 2001-01-05
著者
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