表面プラズモン共鳴センサーによるABO式血液型の迅速測定
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概要
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表面プラズモンセンサーの検知部である金薄膜に抗体を固定化させ, そこに抗原を接触させると抗原抗体反応が起こりセンサーが応答する. そこで2種類(抗A, Bモノクローナル抗体)の血液型判定用抗体をそれぞれ金薄膜に固定化させ, だ液及び血液を含んだPBSをセルに流入すると, 1)A型試料では抗Aモノクローナル抗体を固定化したセンサー素子には応答するが, 抗Bモノクローナル抗体を固定化したセンサー素子には応答しない. 2)B型の試料では, この逆で抗Aモノクローナル抗体を固定化したセンサー素子には応答せず, 抗Bモノクローナル抗体を画定化したセンサー素子には応答する. 3)O型の試料では, 抗A及び抗Bのいずれの固定化素子にも応答しない. 4)AB型の試料では, 抗A, 抗Bのいずれの固定化素子にも応答する. これより, ABO血液型が迅速, 簡単に高感度で測定可能であることが分かった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1999-07-05
著者
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鎌田 薩男
鹿児島大学工学部応用化学工学科
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松元 武弘
鹿児島県警察本部刑事部科学捜査研究所
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斜木 一樹
鹿児島県警察本部科学捜査研究所化学科
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牛島 英喜
鹿児島県警察本部刑事部科学捜査研究所
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赤瀬 信一郎
鹿児島県警察本部刑事部科学捜査研究所
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斜木 一樹
鹿児島県警察本部科学捜査研究所
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鎌田 薩男
鹿児島大学 工学部
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